フリンジヘラオヤモリの飼育方法まとめ【初心者は難しめですが詳しく解説】
フリンジヘラオヤモリ可愛いですよね~
飼いたくなっちゃいますよね?!
ただ注意しないといけないのが、フリンジヘラオヤモリはヤモリの中でも飼うのが難しいことで有名です。
実際に僕も昔、飼ってすぐに亡くなってしまったこともあります。
できれば他のクレステッドゲッコーやガーゴイルゲッコーを飼って、ヤモリを知ってからの方が良いかもしれません。
謎の突然死することもちらほら聞きます。
ですがお世話の仕方がわからず亡くしてしまうことは防げると思います。
世話の仕方がわからず亡くしてしまう事がなくなるよう飼い方をまとめました。
共有しますので、飼ってみたい方や飼い方がわからない方はぜひ見てください。
フリンジヘラオヤモリ
※ブログの写真はすべてわかりやすいよう輝度上げてます
フリンジヘラオヤモリ -概要-
※うちの子の名前は「イヴ」ちゃんです(笑)
出身地・分布 | マダガスカル |
---|---|
大きさ | 全長約30㎝ |
寿命 | 約10年ほど(それ以上かも) |
生態 |
樹上棲。夜行性。雑食性(昆虫、人口エサなど)。 |
なつき具合 |
懐くよりも慣れる。動きが遅くふれあい可能。力強め。 |
多頭飼い | 可能。ペアも可能だが繁殖は難しい |
値段 | 5万円~8万円代 |
飼える場所 | 主に爬虫類展(レプタイルズフィーバー等) |
必要な資材 | 餌、カルシウムパウダー、ゲージ、霧吹き、ヒーター、流木等 |
2023年~2024年ごろの値段は、5万~8万程度で爬虫類展で売られていました。
マダガスカルからの便の値段にて値段が変わるようです。
春頃が最も値段が安く、秋~冬が一番高いとのことです。
2023年の12月の爬虫類展では、メスが8万・オス7万円で売られていました。(2023年12月24日近畿レプタイルズマーケットにて)
2024年の2月の爬虫類展では、メスが5~6万・オスが5万でえ売られていました。(2024年2月24日レプタイルズマーケットにて)
一番安い時期は、春ということですね。ご参考までに
フリンジヘラオヤモリ -エサ-
主にコオロギMLサイズ以上をあげています。成体はLサイズが良いかもです。
個人的にはMLサイズがいいが、Lの方が大きく体感死ににくそうなのでLサイズにしています。
コオロギのLサイズは鳴くのでうるさいのが苦手な方は注意!
ヨーロッパイエコオロギMLサイズがオススメです。 ヨーロッパイエコオロギLサイズも普通に食べます。
コオロギを餌とするなら、カルシウムパウダーは必須となります。コオロギにまぶしてあげる必要があります。
コオロギは3日に1回程度であげています。ピンセットで食べる子もいるみたいですが、うちの子は食べないですね。
カルシウムパウダーをまぶしてゲージに入れたら、結構すぐ食べます。
(追記)デュビアが手に入ったので記載します。
フリンジヘラオヤモリを飼育している側としては、個人的にはコオロギよりもデュビアの方が良いと感じました。
理由はデュビアの方が圧倒的に世話が楽だからです。
・コオロギよりも臭くない
・コオロギみたいに共食いしない
・コオロギよりも圧倒的に長生き
・勝手に増える
・鳴かないからうるさくない
ただデメリットとしては、見た目がゴキブリなので嫌いな人は向いてないですね。
また固いためフリンジヘラオヤモリに与えずらいことと、コオロギよりも食べずらそうにしています。
後、ゲージで生き残っていることが多いのですが、生き残っているままだといつの間にか子供を産んでいることでしょうか。(笑)
総合的にみると、個人的にはデュビアの方が楽です!!!
もし餌をなかなか食べないようでしたら、工夫してあげる必要がります。
1~2週間何も食べないようでしたら、考え出しても良いでしょう。
食べない場合は以下を試してみて下さい。
①コオロギをちぎって、体液を口に擦り付ける
②デュビアをあげてみる
③人口エサを口に付ける(パンゲア、レパシー)
フリンジヘラオヤモリ -ゲージ-
ゲージはできる限り大きいものにしましょう。GEX EXOTERRA グラステラリウム4560以上の大きさは必要だと思います。
飼ってすぐは落ち着くまで虫かごでしたが、ゲージが小さいほどフリンジヘラオヤモリはストレスです。
体が大きく樹上性のため、小さいゲージだと壁に張り付けず地べたで過ごすことになります。基本は木の上で生活しているためストレスとなります。
また体が大きいためジャンプ力があります。ゲージが小さいとジャンプしたらゲージにぶつかり大変危険です。
ゲージは大きめにした方が良いでしょう。
フリンジヘラオヤモリ -環境-
・温度:25~30度(20~25度でも可能)
・湿度:60%~70%
・紫外線ランプ:不要
・流木や隠れられる場所:ゲージによる
・ヒーター:部屋の温度による
・床材:ヤシガラチップ、ミズゴケ
温度は25~30度と言われています。実際僕の場合は、エアコンを常に24~25度で稼働させています。なのでヒーターは置いていません。
フリンジヘラオヤモリが本来暮らしている場所は、20~25度の少し涼しめの場所らしいので、30度まで行くと熱すぎるかと思います。
湿度は60~70%と高めです。毎日霧吹きが必要です。(出来たら3回が好ましいとショップの店員さんが言ってました)
湿度の調整として、温度湿度計は1つは取り付けましょう。 爬虫類用温度湿度計(約900円)をゲージの上に置き使用しています。
紫外線ランプは、夜行性のヤモリのため不要とのことです。
くる病を疑う症状が出た時に使用している方もSNSで見られました。(効果あるのかはわかりません)
若い個体や妊娠中の個体は、紫外線ランプ使用した方が良いとの情報も見つけました。
流木や隠れられる場所については、個人的には必要ないかなと思います。
GEX EXOTERRA グラステラリウム4560だと壁1面に発泡スチロールですが、柄入りの擬態できる壁がついてます。
余計なものを置くと、フリンジヘラオヤモリの体が大きく、またジャンプ力もあるため危ないです。
ジャンプでよくゲージや天井にぶつかっていたので、置かないほうが良いかもしれません。
床材は、結構ジャンプするので衝撃緩和のためにひいた方が良いです。
ヤシガラチップかミズゴケがいいとのことで、僕はヤシガラひいてます。
しかしたまにコオロギを食べるの失敗してヤシガラ食いかけてます。。。
変えた方が良いのか未だに悩んでおります。
(2024年1月追記)
ミズゴケ買いました(笑)
めちゃいいです。少し高いのが難点ですが、どこの国のかわからない変なミズゴケは嫌だったので日本産の天然水苔を選びました。
ミズゴケに変えてから、誤嚥することもないです。
画像の様にGEX EXOTERRA グラステラリウム4560の床一面にミズゴケ敷き詰めたい場合は、ミズゴケ50gほど必要でした。
ミズゴケの下にヤシガラチップ引いています。
乾燥しずらくなるし誤嚥しなくなるし、床が固くないので怪我もしずらくなりました。
買ってわかる良さ(笑)オススメです!!
フリンジヘラオヤモリ -飼育-
飼育で重要なこと
・水 ←一番重要
・エサ
・体調観察、掃除
フリンジヘラオヤモリが一番重要なのは、水です。結構飲みます。
朝と夜に必ず霧吹きしましょう。夜は多めに体に軽くかかる感じで、ぺろぺろしてたらぺろぺろやめ終わるまでずっと霧吹きをゆっくりめにしてあげてます(びちゃびちゃになりますが)
ミストシステムを導入している店も良く聞きます。
また水入れを設置しています。壁の水を認識していそうですが、足りない時のために置いています。
体が大きいので必要な水が多く、足りないと脱水になるため一番重要と言っても過言ではありません。
水が足りてない場合、尻尾が小さくしぼみます。個体差あり元からしぼんでいる子もいますが、良い状態であればきれいに開いてます(上の画像参照)。
うちの子は、おそらく形的に再生尾の可能性が高いですが。
霧吹きはGEX EXOTERRA ミスター 蓄圧式霧吹き(約1000円)が容量多く、霧吹きしやすかったです。
餌は前述したようにカルシウムパウダーをまぶしたコオロギをあげています。
2日に1回程度、5匹以上をケージに投入しています。食べているのを確認してください。
ヨーロッパイエコオロギMサイズをネットで購入しています。
↓のようにコオロギを見つけたら狙いを定めて見つめてます(笑)
結構素早く、食いつきます。
ピンセットから食べる子は、誤嚥が少なく食べているのが確実にわかるのでピンセットであげても良いでしょう。
フリンジヘラオヤモリ -迎えてからの流れ-
①好きな子をお迎えする(購入時の注意点を最後に記載)
②必要な備品(餌、カルシウムパウダー、ゲージ、霧吹きなど)を購入する
③ゲージや環境をセッティングする(最初は虫かごでも可能です)
④迎えた当日は、霧吹きし水を設置する。
⑤2~3日ほどは毎日霧吹きはもちろん、落ち着くまで様子見。ご飯探してそうならコオロギあげてみても問題ないです。
⑥1週間ほどご飯を食べていなければ、無理やり口元にもっていきあげる
(コオロギをちぎってお口に持っていく、人口エサを口周りにつける)
⑦毎日、水と体調管理を行う。定期的にご飯と掃除を行う。
水の頻度:毎日の朝と夜に霧吹きを行う。設置した水交換は餌と同時。
餌の頻度(コオロギ):2日に1回、5匹以上投入
餌の頻度(人口エサ):食べない場合にあげる
掃除の頻度:毎日。便は臭いのですぐ取ります
体調観察:毎日。変わりないか見ています。特に尻尾
フリンジヘラオヤモリ -購入時の注意点-
・怪我の有無
・体の大きさ
・ショップで与えていたエサ
・値段
個人的に購入時に見ているのは、まず尻尾を見ています。水が足りなければ尻尾がしぼむので、見たらわかります。顔周りの襞もしぼみます。
お店での状態が出るので、ちゃんとした店かどうかも判別できます。
あとはアクティブさですね。
個人的にですが、アクティブな子の方がストレスを感じにくく、やはり元気で活発であることが多いと感じます。
夜行性なのに昼間に人間の多い爬虫類展でも元気であれば、ストレスに多少強いと判断しています。
餌もすぐ食べてくれやすいイメージです。
怪我があるかも見てます。あまりにも怪我が多い子は避けています。
尻尾が千切れていたり、擦り傷的なものがないか確認しています。
ブログに貼っているフリンジヘラオヤモリは、おそらく野生で一度尻尾が切れて再生した再生尾である可能性が高いです。
尻尾が短く真っ平らな形だからです。
体の大きさはというのは、フリンジヘラオヤモリ個体の年齢という意味です。
成体になっていると正直年齢がわかりません。なので個人的には成体になったばかりか成体になる前のような少し小さめの子を迎えるようにしています。
あと購入時には、必ずショップの店員さんに分からないことや食べていた餌、水のあげ方(店によって違う)など全部聞いてください!!!これは絶対です!!!
ペット全般に言えますが、個体によって性格や好みが違います。必ず情報を得るようにしましょう。
そして最後に値段です。正直フリンジヘラオヤモリは高いです。
メスの方が1万円ほど高い相場です。
自分が納得できる値段の時にお迎えしましょう。
個人的に悩んでる理由が値段であれば、迎えます(笑)
最後になりますが、何かヤモリで悩みがあればインスタでDMでも下さい。(ヤモリ用作成しました)
僕自身ヤモリが大好きでまだまだ未熟ですが、皆さんと同じように勉強し試行錯誤しながら飼っております。(飼うまでにも調べまくったりしています)
悩みが解決できるかどうかわかりませんが、気軽にどうぞ。
よいヤモリ Lifeを~
PS. 脱皮中 (笑)
みにくろぅの村応援ポチッ
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